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このブログは週間少年ジャンプで連載していた、冨樫義博先生の原作漫画の幽✩遊☆白書の続編小説を中心に、映画のレビューや日々の出来事をメインにしています。

小説更新!!最新話公開中 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #108「二回戦最終試合・凍矢vs戸熊(大会編)」

小説(幽☆遊☆白書~2ND STAGE~)

対戦表(Aブロック)

魔界統一トーナメント【Aブロック】 (1)乙夜(いつや)×境内(けいだい) (2)時雨(しぐれ)×鵤(いかる) (3)月畑(つきはた)×武威(ぶい) (4)牛頭(ごず)×桑原(くわばら) (5)紅浦(もみうら)×賄(まかな) (6)魁偉(かいい)×朧(おぼろ) (7)修羅(しゅら)×鈴駒(りんく) (8)…

幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #071「本選の組み合わせ(大会編)」

ーーメイン会場 128名の選手はA~Dブロックに振り分けられた。 魔界統一トーナメント【Aブロック】 (1)乙夜(いつや)×境内(けいだい) (2)時雨(しぐれ)×鵤(いかる) (3)月畑(つきはた)×武威(ぶい) (4)牛頭(ごず)×桑原(くわばら) (5)紅浦(もみうら)×賄(まかな) (…

幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #070「もう一つの波乱と予選終了(大会編)」

――メイン会場 各ブロックを勝ち抜き本選への出場を決めて、メイン会場に戻ってきた選手たちはまだ終了していないブロックの戦いの様子を巨大スクリーンで見ていた。 終了したブロックには勝ち抜いた選手の名前が表示されている。 幽助は、71ブロックを見つめ…

幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #069「71ブロックの代表者(大会編)」

ーー魔界統一トーナメント予選・71ブロック 「な、何だこいつらは!!?」 蟲の大きさは蝿や蚊ぐらいで頭の先端には鋭く尖った針がある。 キリキリキリキリと不気味な鳴き声。 北神は自分に向かって来た蟲たちを追い払うべく抵抗する。 「気色悪い奴らだ」 …

幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #068「予選の波乱!!北神vs奇淋(大会編)」

――魔界統一トーナメント予選・71ブロック 北神vs奇淋による本戦出場をかけた最後の戦いが今まさに始まろうとしていた。 対峙する北神と奇淋。 沈黙が続く中、先に口を開いたのは奇淋だった。 「邪魔者は綺麗に片付いた。これでゆっくりお前と勝負が出来る」 …

幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #067「予選開始(大会編)」

――魔界3番地区・魔界統一トーナメント会場 第二回魔界統一トーナメント予選の抽選がついに開始された。 魔界統一トーナメントの予選は、前の大会と同じく超巨大植物億年樹の上で行われる。 大会に参加した出場者は、128ブロックに分けられる。前回は出場者の…

幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #065「そして大会へ(大会編・前章)」

――魔界2番地区・躯の居城 第二回魔界統一トーナメントが翌日に控え、桑原の 時雨との剣術修行は最終局面に突入していた。 桑原「うりゃぁぁぁ!!!」 ビューン!!! 霊剣を時雨の頭上目掛けて振り下ろす。 「ぬっ」 ガシッ!! 時雨は燐火円磔刀で、桑原の…

幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #064「雷禅の命日(大会編・前章)」

ーー7番地区・雷禅の墓 幽助は第二回魔界統一トーナメントが行われる3番地区に向かう前に、7番地区に寄ったのは、遺伝上の父である雷禅の墓参り。 ようやく目的地である雷禅が眠る墓に到着した。 幽助の背中に乗るゆりがひょこっと顔を出す。 「幽助、ここが…

幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #063「魔界に来た者たち(大会編・前章)」

ーー7番地区・北神たちの居住地 楽越を見る黎明の顔は涼しく、どこか陰があった。 「その驚き方だと私が死んだと聞かされていたようだな」 頷く楽越。 「ああ。比羅から妖狐・蔵馬に倒されたと聞いていた」 死んだと思っていた者がいきなり目の前に現れたのだ、 …

幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #062「三年ぶりの手合わせ(大会編・前章)」

ーー7番地区・北神たちの居住地 北神たちと再会した幽助は、久しぶりに彼等と語りあった後、近くの広場で北神と手合わせすることになった。 広場の中央で対峙する両者。 そのまわりには、東王、西山、南海ら元雷禅配下の幹部と配下たち、そして楽越とゆりが…

幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #061「到着・7番地区(大会編・前章)」

ーー魔界7番地区 24番地区の荒野を抜けた幽助、楽越、ゆりは目的地の7番地区にようやく到着した。 これまで緑があまりなかった24番地区とは違い、7番地区は自然も多く、多くの魔獣も生息している。 蔵馬が召喚する魔界のオジギソウもここ7番地区が一番多く、…

幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #060「喜多嶋麻弥(大会編・前章)」

ーー皿屋敷市・とある居酒屋 (喜多嶋麻弥か…) 意外なところから、喜多嶋麻弥の名前が出てきた事に、蔵馬は内心かなり驚いていた。 喜多嶋麻弥とは、蔵馬が中学生の時の同級生の名前である。 彼女とはクラスメートであり、蔵馬にとっても仲の良い友人の一人で…

幽✩遊☆白書~2ND STAGE~ #059「記憶の中の少女(大会編・前章)」

ーー人間界・皿屋敷市・蔵馬の自宅 蔵馬は、自身が勤めている畑中建設での仕事を終えて自宅に帰ってきた。 「ふ~う」 家の玄関のドアを開けて中に入ると、軽く息を吐いた。 今日も一日、かなりの数の仕事をこなした。 鞄をソファーの上に置くと、キッチンに向…

幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #058「試練に挑戦②(大会編・前章)」

ーー洞窟「御堂」の内部 「さあ始めてくれ」 飛影の試練を受ける準備は万端だ。 「よし、行くぞ」 御堂は円の中に手を入れると、飛影の頭に手を置いた。 そして御堂の手が小さく光る。 (なんだ…意識が遠くなるぞ…) バタリと円の中で飛影は倒れた。 木阿弥が声を上…

幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #057「試練に挑戦①(大会編・前章)」

ーー洞窟「御堂」の内部 飛影たちの前に姿を現した御堂は、ゆっくりと飛影たちの近くまで歩いて来た。 御堂は木阿弥や雑魚と違い、全く驚いていない飛影に興味を持ったようだ。 「ほ~う。お前はワシの姿を見てもあまり驚いてないようじゃな」 飛影は軽く溜息を…

ジョルジュ早乙女(ジョルジュさおとめ)

ジョルジュ早乙女(ジョルジュさおとめ) 声:西村知道 アニメオリジナルキャラクター。 コエンマの部下の青鬼。 コエンマと漫才コンビのようなやり取りを見せる。 声はナレーターの西村知道が担当しており、最初はナレーターとは別人扱いであったが、アニメ11…

幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #056「御堂登場(大会編・前章)」

ーー2番地区・躯の居城 「飛影、御堂の元に行くのはちょっと待て」 洞窟・御堂に向かおうとする飛影を躯が呼び止めた。 足を止めて躯の方を向く。 「何だ?お前が止めても俺は行くぞ」 「誰もお前を止めやしないさ。試練を受けてくればいい。だが、お前なら試練は…

幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #055「飛影の求める力(大会編・前章)」

ーー魔界2番地区・躯の居城 「躯、お前に話しがある」 武威との一戦の後、飛影は躯の居城に戻っていた。 そして今は躯の寝室。 ちょっと呆れ顔の躯が飛影を見ている。 「しかしお前は、いつもいきなり入ってくるな。許可したとはいえ、俺だからいいものの、他の…

幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #054「返り血(大会編・前章)」

ーー魔界2番地区最南端・洞窟「御堂」 御堂の子となった鎧の男とはかって、暗黒武術会の決勝戦で飛影が戦った戸愚呂チームのメンバーの武威であった。 飛影と武威はお互いに見つめ合っている。 彼等の脳裏には、決戦戦での戦いが鮮明に思い出されていた。 「飛…

幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #053「鎧の男の正体(大会編・前章)」

ーー魔界2番地区最南端・洞窟「御堂」 「行きますよ!!」 ブォォォォォォ!!!! 妖気を最大限に高める氷室。 氷室の身体から発せられる妖気が目に見えて現われた。 バチバチと稲妻のような妖気が全身から放出されている。 鎧の男は戦斧を肩に乗せて、氷室が攻…

幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #052「魔界召喚士(大会編・前章)」

ーー魔界2番地区の最南端・洞窟「御堂」 洞窟の中から、大きな重量感のある足音が聞こえてきた。 そして段々、その音が入口の方に近付いてくる。 御堂の子がこちらに確実に向かって来ている。 氷室は妖気を最大限に高めていた。 いつでもトップギアを入れた状…

幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #051「御堂の子(大会編・前章)」

ーー魔界2番地区 ここはかっては躯の支配する地域だった。 第一回魔界統一トーナメント後は、躯はそのままこの地に残り、自らの居城で生活をしている。 飛影も大会後はこの地に留まり、躯とそのかっての配下たちと一緒に人間を保護するパトロール隊の中心と…

幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #050「あれからの桑原(大会編・前章)」

――躯の居城 「オリャァァァァァ!!!」 躯の居城の中にある訓練所で響き渡る、一際大きな声。 声の主は桑原である。 ガッ!! 桑原の霊剣は時雨に受け止められた。 時雨の激が飛ぶ。 「まだまだだ。踏み込みが甘いぞ!」 ガキーーン!!! 時雨が霊剣を弾く…

幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #049「回想・黄泉vs孤光②(大会編・前章)」

――魔界統一トーナメント 四回戦 黄泉 ✕ 孤光 黄泉の右手には炎が燃え盛っている。 孤光がどこから仕掛けてくるのか、彼女が発している足音を聞き分けている。 ダッ!ダッ!ダッ! ダッ!ダッ!ダッ! 独特のテンポの足音が静かな闘場内に響いている。 黄泉は…

幽☆遊☆白書~2ND STAGE #048「回想・黄泉vs孤光①(大会編・前章)」

ー―魔界統一トーナメント 四回戦 黄泉 × 孤光 超巨大植物の億年樹。 ここが黄泉と孤光が戦うステージ。 お互いに相手と一定の距離を保ち対峙している。 ――メイン会場 この試合を解説をするのは小兎。 「黄泉選手は三回戦で浦飯選手と60時間に渡って戦い、見…

幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #047「黄泉の来訪(大会編・前章)」

――魔界3番地区大統領府 「大会以来、久しぶりにこの3番地区に来たが、見事に魔界の中心地として機能している。目が見えないが、雰囲気だけでもそれが分かる」 黄泉はこの地に来て、3番地区の主要箇所を見て回った。 そこで知った3番地区の変化。 各地区の主要…

幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #046「魔界の王・煙鬼(大会編・前章)」

――魔界の3番地区 ここの地区は3年前から、魔界の中心地となり、大いなる繁栄を遂げた場所である。 いわば魔界の首都とも言える。 それは何故かというと、現在の魔界の王・煙鬼を中心とした政府の委員会がこの3番地区に設けられた為である。 魔界に迷い込んだ…

幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #045「桑原の弟子入り(大会編・前章)」

――魔界の7番地区 7番地区の西部の外れに一つの小さな小屋がある。 傷ついた黎明が小屋のベッドで寝ている。 身体中の至る所にあった傷は治療され、包帯が巻かれている。 「うっ……」 黎明は目をゆっくりと開けた。 見慣れない場所だ。 自分がどこかの家の中に…

幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #044「大会に燃える男たち(大会編・前章)」

――魔界の18番地区 陣・凍矢・鈴木・死々若丸の四人は激しい修行をひとまず終えて休憩をしていた。 鈴木が陣に話しかける。 「陣、お前の風には本当に手を焼かせられるぜ」 陣、ニコリ。 「へへ。この場所に吹く風は本当にいい風だー。とても扱いやすいぞ。大…

幽☆遊☆白書 #043「兄と名乗る条件(大会編・前章)」

――棗の家の近くの森に中にある崖の上 「話しだと?」 棗が飛影を見る目は真剣である。 飛影はこの目をした者は苦手だった。 過去の経験上関わると厄介ごとに巻き込まれる。 「私はちょっと貴方に聞きたいことがあってここに来た」 「俺に聞きたい事…?。素直…