nanaseの世界

このブログは週間少年ジャンプで連載していた、冨樫義博先生の原作漫画の幽✩遊☆白書の続編小説を中心に、映画のレビューや日々の出来事をメインにしています。

小説更新!!最新話公開中 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #108「二回戦最終試合・凍矢vs戸熊(大会編)」

幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #071「本選の組み合わせ(大会編)」

ーーメイン会場 

 

128名の選手はA~Dブロックに振り分けられた。

 

魔界統一トーナメント
【Aブロック】

(1)
乙夜(いつや)
×
境内(けいだい)

(2)
時雨(しぐれ)
×
鵤(いかる) 

(3)
月畑(つきはた)
×
武威(ぶい)

(4)
牛頭(ごず)
×
桑原(くわばら)

(5)
紅浦(もみうら)
×
賄(まかな)

(6)
魁偉(かいい)
×
朧(おぼろ) 

(7)
修羅(しゅら)
×
鈴駒(りんく)

(8)
秋霜(しゆうそう)
×
薊(あざみ) 

 

(9)
虚仮(こけ)
×
蛇魔(だま)

(10)
煙鬼(えんき)
×
環(たまき)

(11)
西堂(せいどう)
×
高砂(たかさご)

(12)
孤光(ここう)
×
靭(うつぼ)

(13)
氷室(ひむろ)
×
糠星(ぬかぼし)

(14)
浦飯(うらめし)
×
陣(じん)

(15)
溝(どぶ)
×
砌(みぎり)

(16)
独参刃(どくさんば)
×
俄(にわか) 

 

幽助は一回戦で当たる陣の様子を見た。

陣は耳をピンッとたたせて嬉しそうに笑っていた。

 

「陣!」

 

陣が幽助の声に気付いて振り向く。

 

「幽助ェェェ!」

陣は満面の笑みで幽助の所まで走って来た。

 

幽助、ニヤリ。

「暗黒武術会以来の再戦となるな」

 

「だな。いきなり幽助と戦えるなんて思わなかったからめちゃめちゃ嬉しいぞ!」

 

「俺もだ。陣には負けねーぜ」

 

「手加減なしだぞ」

 

当たりめーだ」

 

ガンッ

 

幽助と陣はお互いの拳を軽くぶつけた。

 

そしていまや魔界一有名となった夫婦がスクリーンを見つめている。

 

「ああ……」

煙鬼は対戦表を見て暗い表情。

 

(この組み合わせで勝ち上がっていくと孤光と対戦してしまうぞ……)

 

落ち込んでいる煙鬼とは逆に孤光は嬉しそうだ。
「あんたと思いっきり夫婦喧嘩が出来そうで楽しみだよ」

 

(トホホ……)

 

涙目の煙鬼に笑顔の孤光。

史上最強の夫婦対決がほぼ確定のようである。

棗は巨大スクリーンから少し離れた場所で兄の九浄と一緒に対戦表を見ていた。

 

魔界統一トーナメント
【Bブロック】

(1)
棗(なつめ)
×
達磨(だるま)

(2)
相殺(そうさい)
×
曲尺(かねじやく)

(3)
伽羅(きやら)
×
鉄山(てつざん)

(4)
大怨(だいおん)
×
樞(とぼそ)

(5)
邪知(じやち)
×
夏越(なごし)

(6)
雅(みやび)
×
諡(おくりな)

(7)
馬頭(めず)
×
周(しゆう)

(8)
行脚(あんぎや)
×
飛影(ひえい)

 

(9)
寵児(ちようじ)
×
遠流(おんる)
(10)
西山(せいざん)
×
奇淋(きりん)

(11)
袁紹(えんしよう)
×
猫糞(ねこばば)

(12)
野晒(のざらし)
×
蛾眉(がび)

(13)
鞦(しりがい)
×
泰斗(たいと)

(14)
八寒(はつかん)
×
瓦(かわら)

(15)
陰間(かげま)
×
挫義(ざぎ)

(16)
如是我聞(によぜがもん)
×
死々若丸(ししわかまる)

 

棗は対戦表を見て飛影の名前を確認。

(無事に飛影と同じブロックに入れて良かった。彼と戦うのは四回戦か) 

 

「棗、お前の三回戦の相手になるのはおそらく鉄山だろうぜ」

 

「そうだろうね。鉄山と戦うなんて何百年ぶりかしら」


(飛影と戦うまでの最大の難関ね。あいつ強いからな~)

 

そして棗は飛影の組み合わせを見た。

(飛影と周が二回戦で当たるわね。あいつ周に勝てるかしら)

 

九浄、ニヤリ。

「いいぞ。俺は酎の奴と同じブロックに入れたぜ」

 

喜ぶ九浄を見て棗は複雑な気持ちになる。

(あたし酎と九浄のどっちを応援するべきなのかな?)

 

棗はCブロックの対戦の組み合わせを見た。

 

魔界統一トーナメント
【Cブロック】
一回戦の対戦表

(1)
木阿弥(もくあみ)
×
卒都婆(そとば)

(2)
九浄(くじよう)
×
火影(ほかげ)

(3)
酎(ちゆう)
×
鳩(はと)

(4)
神楽(かぐら)
×
東王(とうおう)

(5)
闇闇(あんあん)
×
耶麻(やま)

(6)
媒体(ばいたい)
×
倉皇(そうこう)

(7)
慟哭(どうこく)
×
楽越(らくえつ)

(8)
一弦琴(いちげんきん)
×
御霊屋(おたまや)

 

(9)
野呂(のろ)
×
改廃(かいはい)

(10)
燕(つばめ)
×
奢(はし)

(11)
才蔵(さいぞう)
×
南海(なんかい)

(12)
諸星(もろぼし)
×
九曜(くよう)

(13)
左奈(さな)
×
蓮台(れんだい)

(14)
孔雀(くじやく)
×
典偉(てんい)

(15)
戸熊(とぐま)
×
茶畑(ちやばたけ)

(16)
凍矢(とうや)
×
久遠(くおん)

 

(一体どうしたものかしらね)


九浄が悩む棗の顔を見て頭を撫でる。

 

「俺と酎がもし当たったら酎の奴が俺に勝てるようにあいつを応援してやれよ」

 

「九浄……」

 

「あの野郎がどこまで俺を相手にやれるか楽しみだ。うかうかしてると可愛い妹を取られてしまうからな」


棗、ニコリ。

「そうね」 

 

兄妹それぞれの思いを胸に本選に挑む。

 

そして凍矢と鈴木が組み合わせを見ている。

「陣と幽助がいきなり戦う事になるとは驚いたな」

 

「ああ。だが陣は幽助と戦いたがっていたから嬉しいだろう。しかし今回はどのブロックもかなりの激戦となりそうだ」

 

「気を引き締めないといけないぜ」

 

「ああ」

 

鈴木と凍矢はDブロックの組み合わせを見た。

 

魔界統一トーナメント
【Dブロック】
一回戦の対戦表

(1)
謙遜(けんそん)
×
蔵馬(くらま)

(2)
斗歩(とほ)
×
電鳳(でんぽう)

(3)
梟(ふくろう)
×
眉墨(びぼく)

(4)
鈴木(すずき)
×
駒形(こまがた)

(5)
恐面(こわもて)
×
鷹松(たかまつ)

(6)
駄間(だま)
×
仙道師(せんどうし)

(7)
箭内(やない)
×
鍬形(くわがた)

(8)
犬玉(けんだま)
×
黄泉(よみ)

 

(9)

八千草(やちぐさ)
×
兀咄骨(ごつとつこつ)

(10)
躯(むくろ)
×
幻夢(げんむ)

(11)
塩海(あんばい)
×
照星(しようせい)

(12)
原鶴(はらづる)
×
殺那(せつな)

(13)
矢治(やじ)
×
川神(せんしん)

(14)
暗礁(あんしよう)
×
妻帯(さいたい)

(15)
那阿(なあ)
×
駒津(こまつ)

(16)
乾打碑(かんだひ)
×
痩傑(そうけつ)

 

凍矢「果たして今回の大会で誰が優勝するか検討がつかない。波乱もありそうだ」

 

「会場の皆様」

会場に樹里のアナウンスが響き渡る。

 

「一回戦をまもなく始めますが、その前にこの大会の主催者で前大会の覇者でもある煙鬼選手に開催の挨拶をしてもらいたいと思います」

 

煙鬼が樹里からマイクを受け取る。

「え~皆様……」 


煙鬼の長い挨拶が始まった。

 

――会場の様子を一望出来る崖の上

 

大会の様子を比羅たちが見ていた。

 

「いよいよ始まるな」

比羅が仲間たちを見て話す。

 

「楽越の奴、相変わらずの強さですね」

 

比羅が頷く。

「純粋な戦闘技術だけなら私より上だからな」

 

駁は巨大スクリーンに映る桑原の名前を確認。

「比羅の予想通り桑原は魔界にいたな。この大会にも参加しているようだが」

 

「あいつがこの大会の中で私たちが求める能力を見せてくれるか見物だ」

 

――メイン会場

 

煙鬼の挨拶はまだ続いていた。

「……であるから誰が優勝をしてもより良い魔界になることとワシは思っています。それでは皆様、大会を多いに楽しみましょう!」


「オオォォゥ!!!」 

 

煙鬼の挨拶が終わると選手たち一同が右手を高く掲げ声を上げた。

 

挨拶を終えた煙鬼から樹里がマイクを受け取る。

「煙鬼選手ありがとうございました。それでは第二回魔界統一トーナメント本選の一回戦を始めます!!」

 

「ワァァァァ!!!」

 

会場に大きな歓声が上がる。

 

予選を勝ち抜いた128名による魔界統一トーナメント・一回戦がいよいよスタート。

 

続く

 

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