躯(むくろ)
躯(むくろ)
魔界三大妖怪の一人。
赤子のときから父である奴隷商人痴皇によって玩具奴隷として扱われていたが、7歳のときに自ら酸を被り自由の身となる。
焼け爛れて半分以上を機械化された右半身を持つ女。
元々ただの奴隷であり、憎悪と怨念だけで魔界最強と謳われる存在になった。
普段は側近以外には姿を隠しているが、魔界統一トーナメントで多数の前で姿を披露する。
記憶操作をされ痴皇を殺せなかったが、飛影によってトーナメント後自らの誕生日に、魔界植物「ヒトモドキ」と融合させられた痴皇を贈られ克服したようだ。77人の強力な部下と飛影を抱えていた。
魔界統一トーナメントでは、煙鬼と闘い敗北。彼女の妖力は感情によって大きく左右されるため、和やかなムード漂う大会では、本来の実力を充分に発揮できなかったとされる。
飛影によれば本来の実力を発揮すれば魔界統一トーナメントで楽に優勝できただろうと言われるほど強く雷禅亡き魔界では最強の実力者。
雷禅は、手を組むなら躯にしろと遺言し、躯も雷禅に献花するなど、両者は対立する巨頭ながら通じるものがあったようだ。
魔界のあり方に関しては現状維持と霊界や人間界への不干渉を願っていたが、煙鬼の融和政策には特に反対している様子は無く、楽しんでいる風もある。
魔界統一トーナメント後は、「大会の敗者」として魔界に迷い込んだ人間を保護している。
2ND STAGEでは再々のパトロールでうんざりした飛影のストレス解消の相手として手合わせの相手をつとめている。
両者の信頼関係は非常に深い。
本来の実力を安定して出せるようになった現在では、大会の優勝候補の本命である。