DVD/Blu-ray/UHDレビュー #001「悪魔の手鞠唄」
市川崑監督の石坂浩二を主演の金田一耕介シリーズの犬神家の一族に続く2本目の作品。
古い慣習の残る鬼首村で手毬唄になぞられた連続殺人事件が起こり金田一耕介が事件に乗り出す話しです。
金田一耕介役を演じた俳優は沢山いますが映画は、石坂浩二、TV版は古谷一行がやはり金田一耕助役としては、はまってますね。
美しい映像とどろどろとした血縁関係や様々な映像が凄く良く描写されてます。
この作品はやはりなんといっても岸恵子と若山富三郎の名演につきます。
若い岸恵子が本当に綺麗です。
若山富三郎の演じる磯川警部は、原作を読みましたが本当にはまってました。この作品で若山富三郎のファンになったんですよ(笑)
毎回刑事役の加藤武さんがコミカルで好きなんですよね「よし、わかった!」は、名セリフですね。
三木のり平や大滝秀治、草笛光子等の脇役も豪華でこれだけの名優を揃えるのは今では中々出来ないでしようね。
この作品の一番の印象的なシーンは金田一が磯川警部に別れの駅で問いかける質問、音でかき消されてその答えが“あるもの”で表現されてます。
ここが印象に残る人も多いみたいです。
個人的に市川崑監督の金田一耕介シリーズで一番面白く最高傑作と思います。
映像メディアとしては、東宝からDVDが発売されています。古い作品ですが、4Kテレビとかで観ても、
なんとか普通に観れる画質とは思いますが、
やはりBlu-ray化して欲しいと思う作品です。
荒いDVD画質は逆にドロドロした昭和の古い村の雰囲気をだしているので、これはこれでありと思う自分もいます。
DVDは現在も入手可能です。
東宝DVD名作セレクション第1弾として廉価版が発売していますので、東宝から発売されているDVDとしては、わりと安価に手に入ると思います。
ちなみに私は最初に発売されたDVD-BOXを所有しています。後から廉価版が発売されると思わなかったので、買いましたが、高かった(笑)
Amazonより抜粋
内容紹介
☆東宝DVD名作セレクション 第1弾
恨みが積って二十年。青い沼に悪魔の数え唄が流れて、美しい死体がまたひとつ・・・
【特典映像】
予告篇(スタンダード)【静止画】作品資料(劇場パンフレットより)/スナップコレクション
【仕様】
カラー/143分/スタンダード/音声:日本語モノラル/字幕:日本語/1977年